BWM 孔雀羽盛金装飾　ショープレート　プラチナ彩　コレクション

¥12600

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商品の説明

資料最後の1枚

BWMの見事なショープレートです
現代ではあり得ない無茶な技法で仕立ててあります。5枚の羽は金とプラチナでモリっとしていて大変なインパクトです。家紋やモノグラムを１つデンッと立体的に据えることは王侯貴族では良くあるのですが、5枚もそうなっているのは大変な贅沢です。特注されアメリカに輸出された品のようですが誰が買ったのでしょう？
BWMは1870〜活躍した名窯で、特に東洋趣味への理解が高く、良作をたくさん残しています
植物画のパネルも九谷の影響を垣間見る事が出来ます

φ26
見込みの外側のゴールドギルトに金の薄れがあります。画像でご確認ください
見込部のブルーの部分にナイフのスクラッチ傷が複数あります

孔雀について触れていきます
宗教的な面から見ますと
仏教では害虫や毒草を食べても解毒する特性から、孔雀明王として人生の業障や害毒を除き安楽を招来する尊像とされています。祈雨、息災の本尊でもあります。
インドではビシュヌ神の化身であり、インドやペルシャに見るクジャク紋は1つがいに組んで生命の樹に向かい合って配され、不死を象徴する聖鳥です
ギリシャ神話では
ゼウスの妃ヘラが夫の浮気相手を監視するために百眼の怪物アルゴスに番をさせたが、ヘルメスに殺されてしまったため、ヘラの愛鳥である孔雀の羽にアルゴスの目玉を付けたといわれます。以来、孔雀の羽にある目玉模様は邪悪を監視し警戒するものとして役立てられてきます
キリスト教図学では
その羽が毎年抜け替わることから、不滅の使徒の聖魂や人間が神格化することをあらわします。その羽は王や王権を象徴しました

中世では城主から、騎士の武勲や吟遊詩人への褒賞として与えられていました
その後１８世紀から１９世紀ころに特に敬愛されました
未知の東洋への憧れ、海外旅行ブーム、古典再流行が後押しとなりました
当時の料理書には、孔雀を模した造形料理ピエスモンテの記述があり、七面鳥ローストにクジャクの羽を多数まとわせた演出が最上級の権力の象徴と重宝されました
マリーアントワネットの持ち物中にクジャクをあしらった織物もあるそうです。羽の美しいは孔雀は雄なのですが、その優雅な姿から女性的なイメージがあるのでしょう、ビザンチン様式では、女王を表す模様とされています
伊達家の宝物に、孔雀の羽で織られた玉虫色の羽織が現代まで伝えられています